皆さんはインデックスファンドが何か知っていますか?
私は2年前に投資を始めるまで、インデックスファンドという言葉すら知りませんでした。
そこで、投資を始めてから安定氏ら収入を得ている会社員の私がインデックスファンドについて解説していきたいと思います。
インデックスファンドとは
インデックスファンドはパッシブファンドとも言われていますが特定の株価指数と価格が連動する投資商品のことです。
株価指数をインデックスと呼ぶことからインデックスファンドと呼ばれています。
投資信託であるため、出資者本人ではなくプロに取引を任せられる点もポイントです。
インデックスファンドは、株価指数が上昇すれば伴って価格が上昇し、下降した場合には伴って価格が下がります。
そのため、分析がしやすいという特徴を持ち、安定型の投資商品として人気です。
※株価指数のみでなく債券などと価格が連動しているものもあります。
インデックスファンドは投資商品同士で比較した場合、かなりコストが低いため分散投資しやすいという特徴を持ちます。
こうした特徴から「初心者におすすめの投資商品」と言われているわけです。
また、インデックスファンドは受動的な投資ですが、反対に能動的に投資を行う「アクティブファンド」もありますので、自身にあうものを選択してください。
インデックスファンドの代表例
インデックスファンドと連動している指数には以下に挙げているように様々なものがあります。
- 日経平均株価
- TOPIX
- S&P500指数
- 東証REIT指数
同じ指数をもとに動いているインデックスファンドも存在しますが,影響する銘柄など若干違う部分もありますので注意してください。
例えば日経平均株価とTOPIXは、同じ国内株式の指数ですが、その一方で以下のように構成が異なっています。
- 日経平均株価:東証第一部上場の225銘柄で構成
- TOPIX:東証第一部上場の全銘柄で構成
その為、インデックスファンドを考える際には一度指数も気にされることをおすすめします。
その他の指数については下記を参考にして下さい。
- 海外株式
- S&P500指数と連動
- MSCIコクサイ・インデックスと連動
- 日本債券
- NOMURA-BPI総合指数と連動
- 海外債券
- シティ世界国債指数と連動
- 日本REIT
- 東証REIT指数と連動
- 海外REIT
- 東証REIT指数と連動
- コモディティ
- CRB指数と連動
インデックスファンドとアクティブファンド
投資信託にはインデックスファンドとアクティブファンドの2種類が存在します。
これらは当然名称だけではなく、特徴もそれぞれ異なっています。
インデックスファンドの特徴
価格変動 | インデックスファンド(各指数)と連動している 連動している分相場を読みやすく初心者にも易しい |
---|---|
構成銘柄 | 各指数を構成する銘柄 |
コスト | ほかの投資に比べ低い |
特徴 | 低コストであり、中長期的な取引がしやすい 長い目で見て利益を狙うのが主導パターン |
アクティブファンドの特徴
価格変動 | 指数に必ずしも連動するとは限らない ただし、その分インデックスファンドより大きな利益を狙える投資形態 |
---|---|
構成銘柄 | プロが選んだ銘柄で構成 |
コスト | インデックスに比べて高め |
特徴 | 短期間・中長期どの期間でも取引しやすい 長い目で見て利益を狙うのが主導パターン |
まとめ
投資信託の運用スタイル
ここまで、インデックスファンドとアクティブファンドの違いや特徴についてざっと解説してきました。
インデックスファンドは、日経平均株価といった指数と連動して価格が推移します。
一方で、アクティブファンドではプロが積極的に利益を狙うため、利幅などが大きく異なります。
そのため、資産運用の目的ごとにおすすめできるファンドの形態は異なるわけです。
ただし、多くの場合、インデックス・アクティブ双方に対し投資を行います。
というのもインデックスファンドの利幅が小さいことから、多少のリスクをとってでも利益を増やしたい方が多いからです。
安定型とリスク型の商品併用は、投資業界ではよく見られる成功例なので、ぜひ意識してみてください。
ただし、無理をして分散するのであれば、インデックスファンドにのみ投資を行いましょう。
アクティブファンドのリスクを取るのは、両方に潤沢な資金を投じられるようになってからがおすすめです。
また、アクティブファンドはインデックスファンドに比べ、銀行や証券会社といったファンド側の色や方針が強くでます。
そのため、アクティブファンドの利用を考える際には、自分の方針に沿っているかどうかをしっかり見極めましょう。
投資信託は、インデックスファンドかアクティブファンドかで、利益・価格変動が大きく異なるため、選択する際はよく調べ何が自分に合っているのか前もって確認しておきましょう。