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投資信託には様々な種類があり、おおまかな特徴やメリットデメリットを知らなければ上手くいきません。
よって今回は投資信託の大別として下記5つの株式について解説していきます。
- 米国株
- 全世界株
- 日本株
- 先進国株
- 新興国株
初心者におすすめしたい投資信託5選
米国株
米国株とは、その名の通りアメリカの株式であり、市場に大きな影響力を持ちます。
- 特徴
- 値動きが大きい
- グロース株が多い
- 自己資本利益率(ROE)が高い
- メリットデメリット
- 値幅制限がなくリターンが大きい
- 成長が見込まれる
- 売買手数料が高い
米国株の一番の特徴は、値動きが大きいことです。これは米国株の中にグロース株(将来有望な企業の株)が多く含まれていることが要因です。
さらに特徴の一つであるROEが高いという点は、限られた資産を効率良く運用し利益を生み出しているということを指すため、リターンの大きさにも期待が持てます。
また、リターンの大きさの背景には、投資家に対しての還元意識が高いことも挙げられます。
全世界株
全世界株とは、文字通り世界中の株式です。
分散投資ができ、1国の経済状態に左右されないという利点があります。
- 特徴
- 中・長期の成長が見込める
- 定期的に銘柄の入れ替えがある
- 分散投資ができる
- メリットデメリット
- 投資判断が必要ない
- 米国株などに比べリターンが少ない
全世界株は今後の成長が高確率で約束されている場合が多いです。
そのため、短期間で利益を上げるのは困難ですが、長い目で見れば成長していくことが予想されます。
さらに全世界株には入れ替えがあり、成長が鈍化してきた企業は弾かれ、有望な企業と入れ替えがなされます。
この入れ替えは定期的になされるため、分散投資にも繋がりリスクを提言することが可能です。
日本株
- 特徴
- バリュー株が多い
- 時価総額が大きい
- 痛みを伴う改革に前向き
- メリットデメリット
- 安定している
- 世界での影響力は健在
- 配当金等が削られやすい
日本株の投資信託にはアメリカと反対にバリュー株(値動きが少なめの企業の株)が多く含まれています。
ただし、上場している企業の株式も含まれているので、時価総額の高い投資信託となっている傾向にあります。
日本は現在「GDP世界第3位」となっており、まだまだ影響力は健在です。
海外投資家にとって魅力的な企業も多数存在し、そういった情報も日本在住であれば入ってきやすく投資がしやすいと言えます。
ただし、日本には「企業は従業員のもの」という米国と反対の意識と文化が根付いているため、配当金などの還元を優先的に削る傾向がある点にご注意ください。
先進国株
先進国に該当するための明確な基準はありませんが、先進国とは経済が大きく発展している国々のことを指す総称です。
先進国株はリスク・リターンともに小さいという性質を持ちます。
- 特徴
- アメリカの割合が多い
- リスクを抑えることができる
- メリットデメリット
- 大きな変動はない
- リターンが小さい
先進国株の投資信託の商品には米国の企業が約7割含まれ、米国だけでは不安と考える方が購入する傾向にあります。
そのため分散投資が見込め、リスクを低減させやすいです。
ただし、円安や円高といった為替相場の影響を受けやすい点には注意が必要です。
また、よく比較される新興国は生活基盤が不安定な国も多いですが、その分リターンが大きいという性質を持ちます。
一方で、先進国の場合「ローリスクローリターン」となることが多く、新興国に比べ安定しています。
リターンとリスクは表裏一体である点をしっかり押さえておきましょう。
新興国株
投資信託の中には、インドやアフリカなど新興国(発展途上国)を対象にした商品が存在します。
新興国株は、リスク・リターンともに大きい点が特徴です。
- 特徴
- 日々ニュースを見る必要がある
- 値動きが激しい
- メリットデメリット
- 大きなリターンが得られるチャンスがある
- 中・長期的な投資と相性の良い場合がある
- 急落するリスクがある
先進国に比べ、新興国は経済的に不安定なため、値動きが活発化しやすく予想以上の成長を遂げ大きなリターンとなる場合があります。
そのため、短期間に大きなリターンを狙うのであればおすすめの株式です。
ただし、その一方で先述の通り不安定さがある分、急落するリスクも存在します。
今記事で紹介している先進国株とは反対の長所・短所がある点をしっかり押さえておきましょう。
また、新興国の経済動向などは意識的に追わなければ情報が入ってきにくいため、リサーチなどは念入りに行いましょう。
まとめ
投資信託には多くの種類があり、それぞれに特徴があります。
- 米国株
- 全世界株
- 日本株
- 先進国株
- 新興国株
そのため、それを踏まえて自分に合った商品を購入しましょう。
特にリスクとリターンは比例するため、許容リスクを考えて商品選びするのがおすすめです。