「海外FXの税金の計算方法が知りたいけど難しそう…」
「国内FXと税金の違いってあるの?」
「損したくないので国内FXとどちらが税金が安いか知りたい」
頑張ってFXで稼いだ利益、なるべく税金を減らしてを利益を多くしたいですよね。
今回は以下の内容について分かりやすく解説します!
- 海外FXと国内FXの税金の違い
- 税金の計算方法
- サラリーマンの場合のシミュレーション
- 税金が安くなる利益の分岐点
特に、海外FXと国内FXの税金が安くなる利益の分岐点を知っておくと、どちらのFXを使えば良いか分かるのでオススメです。
税金が安くなれば、実質FXの利益が増えることになるので、トレーダーの方は絶対に知っておきたい内容です!
海外FXと国内FXの違い
海外FXの税金の計算方法を知る前に、まずは国内FXの税金と比較してみましょう。
海外FX | 国内FX | |
---|---|---|
所得 | 雑所得 | 雑所得 |
課税 | 総合課税 | 申告分離課税 |
税率 | 累進課税 | 一律20.315% |
所得区分が雑所得という点は同じなのですが、課税される計算方法と、税率が全く異なります。
国内FXは申告分離課税なので、どれだけ利益が多くても税率20.315%になるのが特徴です。
海外FXの税金は総合課税となり累進課税が適用されるので、税率は所得金額により5%〜45%+住民税10%となります。
そのため海外FXの税金は計算が少し複雑なので、給与所得者(サラリーマンなど)の場合の税金を以下でシミュレーションしてみましょう。
海外FXの税金の計算方法
給与所得者の場合の海外FXの税金の計算方法は次の3つで考えます。
- 海外FXの利益 + 給与所得 – 経費 – 控除 = 所得金額
- 所得金額 × 所得税率 – 控除額 = 所得税
- 所得金額 × 10% = 住民税
人により計算が複雑なので、ここでは簡潔に説明致します。
例えば給与所得が500万円、海外FXの利益が100万円の場合、
- 所得税:約39万円
- 住民税:約41万円
合計で約80万円の税金となります。
総合課税の税金の計算方法は給与所得、海外FXの利益、扶養控除、社会保険料など人により異なるので、実際の税金の計算は、税務署や税理士に相談されることをオススメします。
もし税金の計算方法を間違えていた申告漏れなどになった場合は、追加で税金を払う必要も出てきますのでご注意ください。
海外FXと国内FXの税金はどちらが高い?
では、いったい海外FXと国内FXのどちらの税金が安いのでしょうか?
海外FXの場合は総合課税になり、人によって最終的な税金が異なりますが、国内FXだと単純に
と分かりやすいので、ご自身の給与所得と海外FXの場合の利益を合わせた税金と比較してみると良いでしょう。
利益が10万円〜100万円程度であれば、海外FXの方が税金が安くなるので、税金面では国内FXを選ぶ理由はありません。
しかし、FXの利益が500万円以上になると国内FXを検討した方が良いので、その場合は税理士に相談することをオススメします。
海外FXの税金の計算まとめ
以上、海外FXの税金についてまとめてみました。
- 累進課税なので給与所得と合わせて計算する
- 国内FXは一律20.315%なので比較して安い方を選ぶ
- 利益が約500万円を超える場合は国内FXを検討する
国内FXの場合は単純に、利益に一律20.315%が課税されるだけなので難しく考える必要はあまりません。
しかし、海外FXは人により税金が異なるので、なるべく税金が安くなる対策をし、しっかり利益を残しましょう!