FX取引で最も注意しないといけないのは損失です。
FXの性質上、熟練者であっても一定の損失が発生してしまうため、損失の発生回数や損失額を可能な限り小さくする知識や技術は必ず必要となってきます。
ここでは、FX取引で発生する損失を減らすためにはどうすればいいのか紹介していくので参考にしてみてください。
損失を減らすためにできること
今回は次の5つについて解説します。
- 損切りを徹底する
- レバレッジのかけすぎに注意
- 取引額を少額にする
- 適当に取引しない
- 冷静な取引を心がける
それでは早速解説していきます。
損切りを徹底する
FXで最も損失を抑えるのに効果的なのは損切りです。
損切りは、一定の損失が確定した時点で早めに取引を終了することを指し、うまく損切りできれば最小限の損失で済むため、取引を続けていくのであれば必ずできるようになるべき技術の1つとなります。
損切りができれば必要以上の損失の発生を防げるので、取引や私生活に影響が出るレベルの大きな損失の発生の回避が可能です。
将来的な相場の動きを見極める必要があるため、簡単に習得できる技術ではありませんが、損失を減らすことに大きく役立つので、可能な限り早めにできるようになりましょう。
レバレッジのかけすぎに注意する
FX取引ではレバレッジをかけることで、預けている資金以上の取引を行えたり、勝った際の利益が大きくなったりするなど、様々な恩恵があります。
ただレバレッジをかけすぎると、利益が大きくなるのと同時に負けた際の損失も大きくなるので、注意しましょう。
レバレッジをかければかけるほど、負けた時の損失が大きくなるため、場合によってはとても大きな損失となることもあり得ない話ではありません。
FXに関する知識や技術があり、余程の事がない限り大きな損失にならないというのであれば問題ありませんが、初心者のように負ける確率の方が高い人がハイレバレッジの取引をするのはかなり危険です。
少額で取引する
FX取引で発生する利益と損失は、取引に使用する資金額にも影響します。
かけたレバレッジが全く同じであったとしても、使用する資金額によっては金額が大きく上昇するため、負けた際の損失にも影響が出る仕組みです。
例えば、レバレッジを100倍としたとき、10万円を用意した場合と20万円を用意した場合では、当然後者の方が大きな金額となるため、負けた際の損失もその分大きくなります。
安定して勝てるなら、利益につながるのでそこまで気にする必要はありませんが、負けの方が多いのであれば、損失を減らすために資金をあまり使わず、できるだけ少額で取引するようにしましょう。
適当に取引しない
FX取引はギャンブルではなく、自分の知識や技術、経験などが大きく影響を受けます。
そのため、しっかりと考えて取引を行うのが非常に重要です。適当な取引をしてしまうと、大きな損失を発生させてしまうリスクが高まるため絶対にやってはいけません。
取引に関する、資金や銘柄、レバレッジなどをその時の相場の状況や自分の技量に合わせて選択し、そのやり方を選んだことに根拠を持たせられるほどしっかりと考えて行うことが、損失を減らすことにつながります。
冷静な取引を心がける
FX取引では冷静に取引を行うことも重要です。
FXでは実際のお金を使って取引を行うので、思いのほか精神的な疲労は大きなものとなります。
特に、負けてしまい損失が発生してしまった際には冷静さを失ってしまうほど精神的なダメージを受けるでしょう。
しかし、ここで冷静さを失うのはかなり危険です。人間は冷静を失うと、いつもはしないミスをしてしまったり、いつもなら気付けることに気づけなかったりと、普段のことができない傾向にあります。
これはFX取引も例外ではありません。損失を取り返そうとして取引をしても、冷静さを失った状態で取引すると、逆に損失が増える可能性があります。
損失を減らすためにも、常に冷静でいられるようにしましょう。
まとめ
ここでは、FX取引の損失を減らすためにできることを紹介しました。
基本的には取引を注意して行うことで減らすことが可能となります。
資金やレバレッジの調整を徹底して行い、常に冷静を保ちながら適当な取引をしないこと。
万が一、損失の発生を避けられない場合には、損切りを行い最小限の損失で済ませること。
これらをしっかりと行なえれば、損失を減らすことに大いに役立ちます。